CBDとTHCの違いは?相乗効果はある?そもそも日本で合法なの?

  • 2022年11月28日
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カレンCBDオイル KAREN -[カレン]

こんにちは!CBDメディア編集部です。

大麻草から抽出される成分のCBDとTHCですが、2つには大きな違いがあります。効果の違いや相乗効果、副作用、日本の法律の解釈など、日本でも注目されているCBD製品を購入・使用するうえで覚えておくポイントについてご説明します。

そもそもCBDやTHCとは?

CBD (カンナビジオール)とTHC (テトラヒドロカンナビノール)は、大麻草などに含まれる大麻成分 (カンナビノイド) の一つです。CBDとTHCは構造が似ていて、化学式も同一ですが、両者は原子配置が異なっており違った構造をしています。この構造の違いが、摂取した時の身体への効果に大きな違いをもたらしています。また生体には、エンドカンナビノイドシステム (ECS) と呼ばれる、生体維持のメカニズムがあり、代謝、気分、消化、睡眠、免疫、心臓機能、体温など、身体に必要な機能を調節しています。

ECSにはCBDもTHCも深く関わっているのですが、その作用は全く違います。THCには「ハイ」になる精神活性作用があり、マリファナの原料にもなっているので、日本を含む多くの国で規制されています。しかしTHCは、医療大麻としてら体に良い効果があると確認されていて使用を認めている国もあります。その一方で、CBDはTHCのような作用はなく、日本でも規制対象になっていません。またCBDはさまざまな良い効果があるので、病気の症状を緩和するなどの働きがあると確認されています。

CBD製品として最も多く人気なのが、オリーブオイルなどのキャリアオイルにCBDを溶かしたCBDオイルです。CBDに対してWHOによって、病気の諸症状への効果が実証・示唆されており、CBDに乱用の可能性や個人・公衆衛生上に問題が起こり得る危険性が確認されていないと報告されています。またWHOによるCBDの詳しい見解は後ほど紹介するので、CBDの安全性が気になった方は是非ご覧ください。あくまでも、(悪影響が確認されていない)ということなので、絶対に安全であると保障しているわけではないので注意が必要です。

CBDとTHCの効果・効能の違いは?

CBD(カンナビジオール)

【非精神活性作用】リラックス作用

【主な作用】うつ、不安、パニック障害、痛み、肌トラブル、不眠症など、数々の諸症状への作用

【副作用】下痢、口渇、強い眠気、食欲の変化などがあるが軽度のため、心身への悪影響はほとんど報告されていない

THC(テトラヒドロカンナビノール)

【精神活性作用】ハイにする作用

【主な作用】鎮痛、睡眠、食欲促進、抗がんの作用があり海外では医療用大麻が承認(日本は未承認)

【副作用】依存症、脳や精神への悪影響、記憶障害、問題解決能力低下、運動機能障害、吐き気など…

上記ではCBDとTHCについて簡単に説明しましたが、2つにはどのような効果や効能があるのでしょう。CBDとTHCは生体内のECSに作用することで、効果を発揮します。しかし、両者のECSへの関わり方に多少の違いがあります。

THCは強い精神活性作用をもたらす

ECSは、体に存在する内因性カンナビノイドが、カンナビノイド受容体に結びつくことで引き起こしますが、THCはカンナビノイド受容体であるCB1に自ら結合します。またCB1は脳神経に幅広く分布していて、THCは直接CB1に相互作用し強く精神に影響を与えます。それにより、視覚や聴覚、味覚などが鮮明に感じたり、気分や欲求が高まり、マリファナの「ハイ」になるという症状が現れます。THCはマリファナの主成分であるので、精神活性作用に注目が集まりますが、実は体に与える影響はそれだけではありません。THCはCB1に起因する作用に加え、末梢神経や免疫細胞、内臓組織などに分布するCB2という受容体とも相互作用し、鎮痛、沈静、催眠、食欲増進、抗がんなどの作用があると考えられます。

また医療大麻としてカナダなどでは使用が認められていますが、これは医療目的としての扱いであり、嗜好品としてマリファナを吸うのとは意味が違います。注意なのが、日本では医療大麻は認可されていません。

CBDは心身の健康の維持に関与する

CBDにはどのようなメカニズムがあり、どんな効果をもたらすのでしょう。CBDのカンナビノイド受容体に対する親和性は、実はTHCほど強くはないと言われています。CBDが生体に影響があるのは、内因性カンナビノイドを活性化することで、間接的にECSに働きかけます。またTHCは精神に劇的な活性をもたらしますが、CBDは摂取することによりリラックス効果をもたらします。CBDは日頃のちょっとしたストレスの解消にも効果がありますが、うつや不安、パニック障害などの精神面にも効果があるとされています。その他にもCBDは身体の痛み、かゆみを抑え、ニキビなどの炎症にも緩和します。

他にも、さまざまな病気の症状への効果があり、神経変性疾患や高血圧、動脈硬化、関節炎・リウマチ、アトピー性皮膚炎、がんなどに効果があると期待されています。このように、CBDもTHCも共通していることは同じで身体のさまざまな症状に効果があることです。強い精神活性作用があるかないかがCBDとTHCの大きな違いです。この点が、CBDとTHCについて考える大きなポイントでしょう。

CBDとTHCに副作用はある?

CBDやTHCを摂取することで、副作用はあるのでしょうか?CBDもTHCも副作用が確認されていますが、その症状や程度には、大きな違いがあります。以下に2つの副作用の悪影響について解説し、比較します。

THCには依存性があり、心身に悪影響を与える

THCは摂取することにより、気分の高揚感をもたらし、身体に良くない症状が出るのが依存性の一つです。THCは脳内報酬系という経路に強く作用し、脳内報酬系は行為や経験による刺激に対し快楽を感じ、その刺激を反復して求めるようになる事です。脳内報酬系は食事、排せつ、生殖など、人間の生存・繁栄において必要なシステムで、その行為に対して依存してしまうなど、悪影響を及ぼします。THCにも依存性が確認されており、依存の程度はカフェインと同等でそこまで大きくは変わらないと言いますが、それでもマリファナの常習者が突然摂取をやめた際に強い禁断症状が出ることも確認されており、軽視は決してできません。また、THCを継続し使用することによって、精神や脳機能に影響を与えるのです。

大麻による精神・脳機能の影響については、大麻精神病という言葉が使われることがあります。大麻が幻覚や妄想、気分の変化といった状態をもたらすことから大麻精神病は正式な病名ではないもののこのような名称がつけられ、その症状は統合失調症に近いともいわれています。実際に、大麻使用者が統合失調症の遺伝的素因を持っていると、発症の時期が早まるとも言います。さらに、記憶障害や問題解決能力の低下といった脳機能の障害をもたらすこともあります。大阪大学の研究では2016年に大麻が脳神経の必要なネットワークを取り除いたことが発見され、大麻が脳機能に重篤な悪影響を及ぼすことが示されました。その他にも心拍数の増加や運動機能の障害、吐き気・嘔吐など、身体にも影響を与えます。

CBDにも多少の副作用がある

CBDの副作用は、摂取量をとりすぎることにより、めまい、吐き気、下痢、食欲不振などが挙げられています。しかし、THCのように精神や脳機能に重篤な障害をもたらさないので、心身への悪影響はごく僅かだと言われています。またCBDの副作用には個人差もあり、持病がある方の症状によっても違いが出る可能性もあります。特定のさまざまな種類の薬はCBDとの薬剤相互作用により大きな影響が出る場合もあります。安心して言いわけではないですが、THCより悪影響が少ないので、正しい摂取の仕方をしていれば、CBDについてはそこまで悪影響を心配する必要はないでしょう。

CBDとTHCを一緒に摂取することのメリットは?

上記ではCBDやTHCの効果についてや悪影響があるかどうかを説明してきましたが、麻には100を超える種類のカンナビノイドやテルペン (カンナビノイド以外の成分) が含まれています。カンナビノイドを摂取する際には、単体として単離してきたものばかりではなく、複数の成分が混合しているものを使う場合もあります。なのでCBDとTHCの影響について考える際には、単体だけではなく一緒に摂取したケースも覚えておく必要があります。

カンナビノイドは複数摂取した方が効果は上がる

カンナビノイドに大きく挙げられる特徴には、アントラージュ効果があります。単体のカンナビノイドを摂取するより、他のカンナビノイドやテルペンを複数摂取することで、相乗的な効果が得られるというものです。

例えば、CBD単体を少しずつ量を増やしながら摂取していった場合ですが、ある一定の量までは効果は上がりますが、ある量を境に効果効率は下がっていきます。これらによる現象は、その評価をグラフにした際に見える形から、釣鐘効果と呼ばれます。しかし、他のカンナビノイドやテルペンと組み合わせた際に、効果効率は停滞することなく、増え続けます。これがアントラージュ効果です。なのでCBDやTHCは単体で摂取するよりも、他の麻の成分も複数摂取する方が、よりよい効果が得られやすいと考えられます。

高用量のCBDがTHCの中毒症状や精神症状を緩和する

CBDやTHCは同時に摂取することにより単体とは違った効果をもたらし、THCの脳神経に与える影響を変えることが知られています。

2019年の論文では、被験者を対象とした36人がTHCとCBDを同時摂取した際の中毒症状の違いを評価しましたが、その研究結果からは、低用量のCBDはTHCの中毒症状を高めますが、高用量のCBDは減少させることが分かりました。また、CBDはTHCによる精神症状や脳機能の低下を緩和することも示されていて、2012年に、CBDがTHCの原因により引き起こされるパラノイド (被害妄想) や記憶障害を抑制することが明らかになりました。

これらの結果から、低用量のCBDはTHCの影響を高めますが、高用量のCBDはTHCの悪影響を打ち消すことが分かりました。

CBDとTHCはそれぞれ日本で合法なの?

上記ではCBDとTHCについて解説してきましたが、日本ではこれらの成分は認められているのでしょうか。

日本はマリファナの主成分であるTHCは全面的に禁止されています。大麻取締法によって大麻は厳密に規制されており、所持しているだけでも違法になります。しかし、CBDについては強い精神活性作用が確認されていないため、成分そのものとして規制対象になっていません。また、麻という植物はさまざまなことに利用されてきた歴史があり、衣類、神具、食用など、マリファナばかりに利用されてきたのでは決してありません。なので麻全体を規制できず、大麻草でもTHCの含有量が限りなく少ないとされる成熟した茎や種子は、例外的に法律上の大麻の分類から外しています。つまり、大麻草の茎や種子から抽出されたCBDは日本の法律的に問題がないことになります。

また最近では日本でもCBDオイルなどさまざまなCBD製品が販売されるようになりました。ただ、CBD製品を購入したり使用したりするにあたり注意すべきポイントがいくつかあります。日本でCBDを製造販売されているものは少なくCBDオイルなどの多くは海外から輸入されています。なので、本当にTHCフリーなのかを、きちんと見極めることが大切です。ただし、大麻に対する判断も各国で異なっているので、規制のされ方も日本とは違う可能性があります。例えば、アメリカではTHCの含有率が0.3%以下のCBD製品は合法であり、その点で日本の法律とは合致しません。

また海外のCBD製品が日本に入ってくる場合は、販売代理店がきちんと日本の法律に抵触しないCBD製品を厳選していることが多く、税関でも検査が行われています。ですがTHCが含まれるCBD製品がまったく流通していないとは限りません。2020年2月、厚生労働省ではあるブランドから販売されているCBD製品の一部が大麻に当てはまる可能性があるとし、対象となるCBD製品の回収を呼びかけました。大手ブランドだった為、日本でも広くCBD製品が販売されていました。このような商品であっても、なんらかの手違いでTHCが入りそんだものが流通してしまう危険があることは、消費者も常に覚えておかなくてはなりません。なので、自信で購入する際は、CBD製品の安全性を必ず確かめる必要があります。

製品に貼られているラベルの成分表に「THCフリー」の記載があるかを確認するのはもちろんですが、品質に対する検査結果が公表されているか、ウェブサイトなどの口コミや評判などをチェックしておくのもおすすめです。ご自身でしっかり確かめることが、健康面も法律も守ることになります。

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