CBDオイルは医療用として使用できる?CBDの現状について解説

  • 2022年12月24日
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カレンCBDオイル KAREN -[カレン]

こんにちは!CBDメディア編集部です。

近年、大麻取締法の改正に伴って注目が高まっているCBDは医療の分野でも有効活用できる可能性があるとして研究されています。今回はCBDの注目されている効果と、医療分野で期待されているCBDの有益性についてご紹介します。

CBDオイルとは

大麻草には生理活性物質を数百種類以上も含んでいるカンナビノイドという成分が含まれています。カンナビノイドの中には、THC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)という2つの有名な成分があります。日本で使用可能なのはCBDを始めとするTHC以外のカンナビノイドで、精神作用の効果があるTHCは日本では規制されています。

CBDは最も研究されている成分で、その効果は抗痙攣作用・抗炎症作用・細胞障害の抑制と改善作用・抗不安作用・降圧作用・特定のガンにおける細胞死を誘導する作用など、数多くあります。とはいえなぜ、人間の多くの疾患に植物の成分であるカンナビノイドが効果を発揮するのでしょうか。それは、人間を含めた全ての脊椎動物は内因性カンナビノイドを持ち、それを通じて様々な機能を制御しており、これをエンド・カンナビノイド・システム(ECS)といいます。

ECSは人間だけでなく全ての脊椎動物が持っている生体の制御システムで、食欲・睡眠・性行動・疼痛・免疫・感情・運動機能・発達・老化・認知・記憶などをコントロールしています。人間には「カンナビノイド欠乏症」という状態があり、老化や強いストレス・栄養障害・重金属・環境ホルモン・女性ホルモンなどを原因とし起こります。

CBDオイルによる治療では、植物由来のカンナビノイドによって、人間の内因性カンナビノイドの欠乏を補います。CBDオイルが利用されている疾患には、ガン・不眠症・様々な疼痛・嘔吐・関節痛・てんかん・糖尿病・虚血性心疾患・認知症・自閉症スペクトラム・うつ病・不安障害・統合失調症・炎症性腸疾患・多発性硬化症などの自己免疫疾患といった有名なものから、原因不明の希少疾患まで数多く存在し、効果の有益性が認められています。

エンド・カンナビノイド・システム(ECS)とは

人の体内にも元々、麻と同じく「カンナビノイド」が存在し、薬やハーブが効果を持つのもそれらの成分が元々に生体に存在する生体内物質か、あるいはその類似物質であることが理由に挙げられます。さらに、これまでに「アナンダミド」や「2-AG」という内因性カンナビノイドも発見されています。

近年の研究では、全身の受容体と結合し、細胞同士の連携やバランスの調整を行うことで痛み・食欲・免疫調整・感情抑制・運動機能・発達と老化・神経保護・認知や記憶などをコントロールすることがわかってきました。受容体に関しては、2つのタイプが一般的に知られており、神経細胞で多いCB1と、免疫細胞で多いCB2になります。このようにカンナビノイドを通じて全身調整をする仕組みをエンド・カンナビノイド・システム(ECS)といいます。

このECSは近年の研究で、老化や外部からの強いストレスにより働きが低下して様々な不調や疾患に繋がることがわかってきています。つまりは、ほとんどの疾患で「カンナビノイド欠乏症」なのです。カンナビノイドについては、製薬会社も医薬品としての開発などを行っており、多発性硬化症のような神経難病だけでなく、てんかん・癌性疼痛・糖尿病・潰瘍性大腸炎・統合失調症などのよりメジャーな疾患についても治験が行われるようになっています。

医療に使えるCBDオイルの特徴

医療に使えるCBDオイルは、まず安全で、効果が高く、継続的な使用が可能であるものを選定する必要があります。日本で使用されているCBDオイルのほとんどがアイソレートという種類で、大麻草から取れる数百種類以上の成分からCBDだけを抽出し、それをココナッツオイルになどと混ぜ合わせたものになります。生薬は、副作用を軽減したり、相乗効果をもたらすために多くの成分が混じり合う「多成分」であることが良く、全草成分(フルスペクトラム)の効果が良いことはいうまでもありません。

しかし、現在の日本の大麻取締法では、花や葉からの抽出やTHCの残存は禁止されているので、フルスペクトラムの製品は使用出来ません。フルスペクトラムは違法になり使用できない、ただアイソレートでも効果が不十分、そこで一般的に「ブロードスペクトラム」が台頭しました。「ブロードスペクトラム」とは、THCを含まず、花や葉からの抽出もしないが、フルスペクトラムに近いヘンプオイルです。一般的には、下記のようなオイルがオススメとされています。

・ブロードスペクトラムであること

・高濃度だが、服薬に支障がないこと

・完全オーガニック製品で、農薬や重金属などが一切検出されないこと

・生産過程が信用できること(国際的な薬品の生産品質規範であるGMP‹Good Manufacturing Practices›や食品製造の安全性基準であるHACCEPなどを取得しているなど)

・THC成分の検出などにより税関で止まることがなく、万全の検査体制であること

・継続的な使用が可能な価格であること

CBDオイルには大きく分けて2種類あり、ブロードスペクトラム(THCを除く多くの成分を含む)とアイソレート(CBD成分のみ)になります。ブロードスペクトラムによる臨床効果はアイソレートよりも優れているとされています。大麻草は、CBDやTHCだけでなく数百種類以上の生理活性物質を含んでおり、それらが不眠・疼痛・嘔吐・抗てんかん作用・免疫調整作用・抗炎症などに対して相乗効果があることが確認されているのです。これはアントラージュ(取り巻き)効果といわれます。

しかし、残念なことに市場に流通しているCBDオイルのほとんどが非フルスペクトラムの製品です。非フルスペクトラムの製品は、加熱し粉末状にしたCBDをオリーブオイルなどに溶かし、甘味をつけており、飲みやすいです。そのような製品が増えた理由は、CBDが目を引く成分であるので30%や40%など高濃度を押し出すことで他商品との差別化がしやすく、CBD成分のみにすることで、農薬や重金属などの有害物質を避けやすいという利点があるのです。

ただ何といっても、ブロードスペクトラム製品の利点は数百種類以上の生理活性物質により高められたアントラージュ効果による臨床効果です。材料が良質でなければ、材料をそのまま圧縮して抽出するために農薬や重金属が入ってきてしまうので注意が必要です。医療関係者がほとんど関与しない形で流通されていたCBDオイルは、上記を全て満たす製品はとても少なく、安定供給にはほど遠く、さらに価格は高く、大手の流通ですら税関の検査が通らないという事例もありましたが、最近では上記の条件を満たす高品質のCBDオイルも市場に流通しています。

CBDオイルの使い方について

使用前に知っておくべき大原則

個人差が大きい

CBDオイルは自然物であるため、摂取量や個人の体調により効果の差が人それぞれでかなり異なります。

摂取目的を明確にする

痛み・不安・発作・不眠・健康改善や症状の改善など、摂取目的は人それぞれです。ただ多く摂取すればいいわけではなく、個人の体調や時期により必要量も変わりますので、まずは少量から徐々に増量し、目的にあった分量を見つけましょう。

CBDの二相性作用

少量ではおだやかな覚醒作用、用量が増えるとともにリラックス効果が強くなります。日中にいきなり多量摂取をすると、リラックスしすぎて仕事に集中できないということもあり得ます。逆に夜に摂取して覚醒効果が睡眠の妨げになることもあります。まずは、日中(午前〜午後の早い時間帯)に少量からの摂取を試しましょう。

成人の服用方法

同じ量で数日服用し、効果を確認しながら、少量ずつ増やす

服用当初は、日中に効果を確認すること(日中の方が効果を確認しやすい、覚醒作用が出ない人が多いが、出ても日中なら問題ない)。不眠の場合は、日中に服用し、リラックス効果が得られる量を把握し、夜に同量を服用する。

健康増進目的や効果を急がない場合の服用量

CBD:3〜10mgを1日1回から始める。

痛み・不安・てんかん・不眠など明確な症状がある場合の服用量

1回につきCBD:0.25〜0.5mg/kg(体重60kgで15〜30mg)を1日1〜2回から始める。

経口摂取の方法と服用しづらい場合の対処法

一番効果が得られやすい基本的な方法はCBDオイルの「舌下服用」

スプーンや付属のスポイトで舌下に数滴垂らし、2〜3分以上飲み込まずにキープする。口腔粘膜からの吸収は消化管からの吸収より良く、肝臓による代謝もなく、早くに効果が期待できます。

CBDオイルの味が苦手で服用しにくい場合(主に子供やペット)

脂質の多い食物に直接混ぜ合わせたり、カプセル製剤などを用いて混ぜ合わせます。胃酸や肝臓による代謝の影響で、効果はやや落ちます。結晶(アイソレート、ブロードスペクトラム)をココナッツオイルなど、好きなオイルに溶かして服用する方法もありますが、ブロードスペクトラムの結晶でも通常の成分や効果より低下します。

CBDオイルの安全性について

実は大麻は、「急性中毒性がない・身体依存性がない(禁断症状などはおきません・致死量がない・人の攻撃性を低下させる)」という理由から、規制されているTHC成分を含むものでも「アルコール・カフェインやタバコよりも安全」と言われています。WHOの報告(2011年)によると、アルコールやタバコを原因とする疾患での死亡数は全死亡数の12%になります。それと比べ大麻には多くの薬効もあり、いかに安全なものかがわかります。2018年にはカナダが先進国の中で初めて嗜好品を含めて合法にしたのも以上のような理由です。

副作用として倦怠感・眠気・めまい・軟便・多動・イライラや頻脈などが消費者の意見として挙げられますが、これらは回避できる場合がほとんどで、ごく少量から徐々に増量(数日〜1周間毎)していく方法があります。極稀にですが、易怒・痙攣発作の増加・食欲減退・緊張感・動悸・不眠・頭痛などがあります。

大麻草成分にたいするアレルギー反応

CBD結晶を用いたアイソレート商品では、混合されたオリーブオイルなどがアレルゲンとならない限りは、反応する可能性は低いでしょう。大麻草成分に含まれるたんぱく質と同じ特性をもつ食物に対してアレルギーがある場合は、CBDオイルの服用で反応する可能性があります。

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