ヨーロッパがCBDやCBDオイルに対する動向は?歴史や合法性も解説!

  • 2022年12月25日
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カレンCBDオイル KAREN -[カレン]

こんにちは!CBDメディア編集部です。

ヨーロッパは北アメリカの後に続きCBD産業が活発と言われていますが、実際のところはどうなっているのでしょう。大麻に対するヨーロッパの歴史や、現在の各国でのCBD製品への対応、CBD医薬品への認可の状況など、ヨーロッパとCBDの過去と現在について紹介します。

そもそもCBDやCBDオイルとは?「ハイ」にならない?

最近ではCBDやCBDオイルという言葉をよく見聞きするようになりました。CBDの正式名称 [カンナビジオール] は麻の植物種などに含まれる天然物質であり、大麻草から抽出される有効成分の一種で (カンナビノイド) と言います。日本で大麻と聞くとマリファナが思い浮かび体などに悪影響を与えるのではないかと、心配される方が多いはずです。確かに、大麻はマリファナという麻薬の別称で使われることが多く、「ハイ」になる強い精神活性作用があり心身に影響を与えます。そのため日本も含め多くの国で大麻取締法の観点から特別な許可がない限り大麻は規制され、所持しているだけで違法となります。

主にマリファナの主成分である大麻の物質は、THC [テトラヒドロカンナビノール] というカンナビノイドです。CBDにはTHCのように「ハイ」になる精神活性作用はなく、逆に精神鎮静作用があり、リラックス効果をもたらします。そのため、日本の法律上CBDの成分は「大麻」には分類されることがないので、CBDが配合されている製品を所持・使用しても違法にはなりません。

CBDは上述したリラックス効果の他に、内臓や免疫系、神経系、循環器系などとさまざま身体の機能に良い効果をもたらすことが、数々の研究で分かっています。また世界中でCBDを気軽に摂取できるようにCBD製品が生産・販売されています。その中でも特にCBDオイルやCBDを効率よく摂取できるサプリメントとして代表的なCBD製品の一種になります。最近では日本でも、CBDオイルなどの製品が合法なこともあり、流通するようになりました。

先ほどマリファナの主成分と紹介したTHCですが、専門家の周りでは、鎮痛作用があることで、病気の症状改善にも役立ち、医療の分野では注目されつつあります。国によっては、嗜好品としての大麻は禁止されていても、医療用目的としての大麻の使用は認めているところもあります。THCと同じように、カンナビノイドであるCBDも、医療の活動で注目され医薬品として認可された例もあります。残念ながら、日本では医療用大麻やCBD医薬品は認可されていませんが、CBDの高い効果をより追求し、CBD医薬品を認可するよう求める動きもあります。

ヨーロッパにおける大麻の歴史について解説!

大麻と人々の歴史は長く続いており、世界中でも様々な国で古くから使用されています。またヨーロッパでも、人々は大麻と長年関わってきたそうです。紀元後70年頃には、ローマ帝国の医療で大麻が使われていたと言われています。しかし、歴史の中で大麻を嗜好品とし「ハイ」になる効果を求めて使用したのは比較的短いと考えられます。

大麻は大昔から医療、食用、繊維など、さまざまな形で利用されていますが、その当時はヨーロッパで栽培されていた大麻は、精神作用をもたらす成分が含まれていなかったようです。「ハイ」になる成分(マリファナ株)が含まれている大麻の種類ができるまでに、気候や日照時間などの条件が必要でしたが、ヨーロッパの環境では、大麻植物の中で精神作用をもたらす成分は作られにくかったのです。

マリファナがヨーロッパで広く知られるようになったきっかけは、1798年のエジプト遠征で自国に精神作用のある大麻をフランスの皇帝・ナポレオンが持って帰ってきたことでした。そのことを始めに、19世紀以降にはヨーロッパでも大麻は嗜好品として広まっていきます。また、これまでの大麻品種ではあまり感じられなかった精神作用や薬理効果は、心理学や医学の分野から次々と注目されるようになりました。当時の心理学者は大麻を使用することによって、人の本当の姿が分かるのではないかと考えたそうです。また、筋肉のけいれんを止める作用がイギリスで注目されたこともあり、治療目的で大麻が処方されるようになりました。

このように、19世紀には大麻は非常に早く広まりましたが、20世紀になると世界的に大麻を問題視する動きがあり、その影響を受けてしまったヨーロッパの国々でも規制されるようになっていきました。しかし最近ではこのような規制の動きも見直しされるようになりました。またヨーロッパでは大麻の規制を緩めるなど、医療用大麻の使用を解禁したり、法律を修正している国もあります。THCやCBDなど、カンナビノイドのさまざまな種類の成分に着目し法律の改訂などもされるようになりました。

ヨーロッパ連合 (EU) によると、産業用の大麻栽培についてのガイドラインが「THCが0.2%を超えなければ合法」と定めています。また、2019年に欧州食品安全機関(EFSA)はCBD製品を新規食品とし指定しました。新規食品は、1997年以前にヨーロッパでは消費されていなかった、新しい技術や製造プロセスにより開発された食品に指定されるもののことを言います。これに対しヨーロッパ連合は「以前からCBDは消費されていたものとし新規食品には該当しない」として、新規食品から撤廃すべきだと指示しています。

これにより協会により意見が分かれる部分はありますが、ヨーロッパ内で大麻が再評価され、CBDに期待が集まるのは間違いないと言えます。とはいっても、実際大麻やCBDに対する扱いや規制は国ごとに法律にゆだねられていますが、協定で認められていても国によっては違法なことがあるので十分注意が必要です。

ヨーロッパ各国でCBDやCBDオイルは合法?違法?

ヨーロッパでも大麻やCBDは広まりつつありますが違法・合法の判断は各国の法律に権限があると上記では説明しました。ですが、ヨーロッパ内のどのような国でCBDやCBDオイルを使用しても良く、または使用してはいけないのでしょうか?

モナコやジョージアなどCBDを禁止している国もありますが、それらの国は少数で多くの国では合法化の動きが見られます。今ではドイツとイギリスもCBD合法国であり、ヨーロッパ内のCBD市場もリードしています。スイス、オランダ、スペイン、ギリシャ、スロベニアなどもCBDは合法になります。また、全面的にCBDの使用は認められていなくても、医療目的では可能など、一部合法化にしているのはノルウェー、ポルトガルなどの国です。

このように、CBDの成分を完全にまたは一部合法にしている国々はいくつかありますが、CBDやCBDオイルがそれらの国で使用可能かというと、必ずそうとは言い切れない部分もあります。なぜなら、CBDの成分自体が認められていても、CBDオイルの製造法やその他のカンナビノイドの成分が認められていないこともあるからです。最も注意しなければいけないのが、THCの存在です。上述の通り、EUでは産業用大麻について0.2%を超えなければ合法としていますが、大麻への認識は各国により違います。その国で、どんなCBDオイルが使用できるかは前もって調べておくことが必要になります。

日本人が旅行や出張にヨーロッパに行く際CBDオイルを持ち込んだり使用したりすることはできるのでしょうか?国外にCBDを持ち込む際のハードルについて、空港での検閲があります。行き先の国では合法であっても飛行機に持ち込めなかったり、空港で没収されてしまったりする可能性もあります。2019年にTSA (アメリカ合衆国運輸保安庁) がCBDやヘンプ製品の機内持ち込みを許可すると発表がありました。THCが含まれていたり、ヘンプ由来ではないCBDは持ち込めませんが、そうでないCBDオイルであれば持ち込みが可能になりました。

ここで注意が必要なのが、TSAにより国際的なガイドラインが敷かれていても、実際の検閲は各国の法律に基づいて行われますので、必ずパスできるとは限らないという点です。また、TSAによるこの決定が現地の空港職員に浸透しておらず、違った判断をされる可能性もあります。当然ですが、飛行機への持ち込み以前に、渡航先の国でそのCBD製品が合法に該当するかは、その国に設置されている領事館に問い合わせるなど、必ず事前に調べておくようにしましょう。

ヨーロッパでサティベックスやエピディオレックスのような医療用大麻を手に入れられる?

日本を含め世界中でも厳しく取り締まられている大麻ですが、それぞれの国々で大麻に対する法制度はあり、医療用大麻として使用を認めている国もいくつかあります。また医薬品にCBDを混ぜた製品も国によっては認可されています。CBDが配合されている医薬品には、多発性硬化症の治療薬であるサティベックス (Sativex) や難治性小児てんかんの特効薬であるエピディオレックス (Epidiolex) があります。

サティベックスはイギリスの医薬品メーカー、GWファーマシューティカルズが多発性硬化症の治療薬とし役立つよう開発した薬で、CBDとTHCが同じ率で配合されています。2005年にカナダが承認したことを始めとし、2016年には30ヶ国で使用されるようになりました。2018年にもアメリカでエピディオレックスも同社で開発さし認可されています。このように、医療用大麻の成分としてはTHCの印象が強いですが、世界中でCBDも医薬品として認められつつあります。

ヨーロッパでは、このようなCBD医薬品を購入したり使用してもいいのでしょうか。例えば、サティベックスですが、現在はイギリスやスペインなどの国で認可されています。言い換えれば、イギリスやスペインなどの国では購入や使用は可能ですが、同じヨーロッパでも認可されていない国での購入はできないということになります。2018年にエピディオレックスは、開発国イギリスで処方箋医薬品に認可されました。この決定は、一足早くアメリカでエピディオレックスが認可されたのに対し、自国の患者に使用できないという矛盾を取り除くための処置であったと言われています。

お話した通り、ヨーロッパ国々で医療用大麻の認識やCBD医薬品への扱い方は違うので、旅行や出張に出かける場合には、目的地とする国で認可されているかどうかを事前に調べておくことが大切です。また、行き先の国によりCBD製品を購入・使用ができたとしても、日本では医療用大麻はもちろんのこと、CBD医薬品も認められていないので持ち帰ることはできません。まだ先になりますが、日本でも薬が認可される時代も来るかもしれません。日本での使用は許可される時まで待ちましょう!

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